事業理念
代表プロフィール
倉敷でなぜ苔玉?と思われたあなたに代表中田の裏プロフィールをスタッフがこっそりお知らせします。→
|
倉敷でなぜ苔玉?と思われたあなたに代表中田の裏プロフィールをスタッフがこっそりお知らせします。→
事業概要
|
※令和元年度岡山県地域課題解決型起業支援金制度に採択されました。
→さて、代表の中田晶三は今も親戚やご近所の方から「ショウちゃん」と呼ばれております。
ショウちゃんは四十年ほど前、倉敷を離れ、大都会の結婚式場のフラワーアレンジメントや日本全国の母の日のカーネーション手配に邁進していました。
ところが、ふと気付けば趣味のカメラ仲間は皆、呑み助のおじさんになり、休日に着る服は何年も前の姉からの誕生日プレゼント。実家の母からは「ショウちゃんが幸せにならにゃあ、わたしゃ死ねん」と言われる始末。
あれれ?? こんなはずじゃったかのう???
そんな時に起きた東日本大震災。
花の仕入先も贈り先も被害に遭いました。
多くの人と同じく、人生を見つめ直すことになりました。
その数年後……
帰宅すると、あたたかく明るい部屋で夕飯を作って待っている妻に、
花束を持ち帰る暮らしが始まりました。
この幸せを例えるならば何じゃろう?
ふとショウちゃんの頭に思い浮かんだのは実家のまわりの用水路でいつも回っていた水車でした。
倉敷を離れていた何十年もの間、ボコンボコンと水音を立てながら弧を描き続けていた水車には苔が生えていました。
仕事で毎日見ていた色あざやかな花々とは対照的な苔でしたが、それが妙に懐かしく、愛おしく感じられました。
ショウちゃんの気分は、バブル全盛期に大忙しで尖がっていた時代と比べると、限りなく丸に近く、そして瑞々しく生まれ変わっていたのです。
そうじゃ、丸い苔、苔玉じゃ! 倉敷を幸せの苔玉の町にするんじゃー!
というわけで、有難いことに理解ある奥さんと共に倉敷に帰ってきました。
故郷でもう一旗揚げるために、いえ、一玉揚げるために……